Shopify B2Bは現在、Basic・Grow・Advanced・Plusで利用でき、プランにより機能が異なります。Plus限定という旧情報を前提にせず、標準の会社・カタログ・注文機能を確認し、不足する要件だけをアプリで補います。
現在のプラン別機能を確認する
公式説明ではStarter・Retailは対象外ですが、Basic・Grow・Advancedでも会社管理、数量ルール、数量別価格、支払期限、再注文などを利用できます。会社ごとにカタログを直接割り当てる機能、前金・部分支払等はPlus向けです。必要な機能を一つずつ照合し、通常プランだから卸売アプリ必須とは判断しません。
3件制限はカタログ数だけではない
Basic・Grow・Advancedの制限は、有効なB2Bマーケットへの有効カタログの割当が合計3件までという内容です。同じカタログを有効な2マーケットへ割り当てると2件を使います。Plusはこの3件制限の対象外です。取引先数と必要な価格体系、マーケット構成を整理してから、プランとカタログを設計します。
会社・拠点・注文担当者を整理する
同じ企業でも支店ごとに請求先・配送先・担当者・条件が異なります。会社と拠点、連絡先の関係を決め、誰がどの拠点で注文できるか確認します。既存顧客にタグを付けただけで、会社管理と権限が同じように整うと想定しません。退職者や取引終了先のアクセス停止も試します。
価格は商品画面から決済まで照合する
小売と卸を同居させる場合、未ログイン、小売顧客、異なる法人の担当者で表示価格と購入価格を試します。数量割引、最低・最大数量、増分、通貨、送料、割引併用で価格が変わらないかを確認します。表示を隠す機能と、決済時に正しい条件を強制する機能を分けて評価してください。
注文のしやすさは標準機能から試す
公式のプラン別一覧にはクイックオーダーリストや再注文があります。まずテーマとストアで必要な数量入力・SKU検索ができるか試します。CSV発注や独自の承認、品番の読み替えが不足する場合に注文フォームアプリを検討し、未知のSKU、重複行、欠品、桁違いの数量、価格適用をテストします。
掛け払い設定と与信判断を分ける
支払期限を設定できても、取引先の与信審査や未回収リスクがなくなるわけではありません。限度額、期限超過時の注文・出荷、督促、前払へ切り替える条件を社内で決めます。注文番号、発注番号、請求書、入金の照合を整え、請求書リンクと経理上必要な帳票を同一視しないようにします。
アプリ追加は不足機能と互換性で決める
独自価格やフォーム等を追加する際は、標準B2Bとの併用、顧客アカウント、Markets、テーマ、他の割引機能の対応を確認します。複数アプリで同じ価格を変更すると二重適用や不一致が起きる場合があります。無料という古い比較だけで選ばず、現行費用、取引条件、設定と保守の負担も見積もります。
既存卸売からの移行を段階的に行う
価格表、取引先と拠点、支払条件、未処理注文を保存し、テスト用の法人で確認します。古いタグ・独自価格を一度に削除せず、重複適用を防ぐ切替条件を決めます。顧客へログインや発注方法の変更を案内し、旧方式の注文が残る期間も担当者が確認できるようにします。
プラン別の主な差
| 機能 | Basic・Grow・Advanced | Shopify Plus |
|---|---|---|
| 会社・数量ルール・数量別価格・支払期限 | 対応 | 対応 |
| 有効B2Bマーケットへのカタログ割当 | 合計3件まで | 3件制限なし |
| 会社・会社拠点への直接カタログ割当 | 非対応 | 対応 |
| 前金要求・部分支払・出荷単位の支払要求 | 非対応 | 対応 |
| Marketsによる文脈別ストア・チェックアウト | Advancedで対応 | 対応 |
導入前の確認事項
- 契約プランと3件のカタログ割当制限を確認する
- 法人・拠点・担当者の権限と停止を試す
- 卸価格・数量ルール・送料・併用割引を決済まで照合する
- 標準注文一覧と不足するCSV・承認機能を分ける
- 与信・未回収・請求書・入金の業務を決める
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