ゴールシークプロンプトの作り方|目的・条件・検証

この記事では、目的から必要な成果物と条件を整理する指示を「ゴールシークプロンプト」と呼びます。名称や書式だけで性能が保証されるものではありません。何のために、何を材料に、どんな形で出してほしいかを明確にし、結果を人が確認します。

目的と成果物と合格条件を分ける

要素書く内容
目的誰のどんな作業に使うか
成果物要約、比較表、原稿案など必要な形
参照資料利用してよい情報とその範囲
合格条件必須項目、長さ、事実と推測の区別
不明点質問すること、補ってはいけないこと

「専門家として良い文章を書いて」だけでは、読者や正しさの判断が曖昧です。役割名より、参照する条件と確認可能な出力を優先してください。Googleのプロンプト設計ガイドも、明確な指示と反復による調整を説明しています。

そのまま項目を埋められるテンプレート

目的:[利用者と用事]を支援する。
成果物:[表・文章等]を[分量]で作る。
参照資料:[承認済み資料]だけを事実の根拠にする。
必須項目:[項目一覧]を含める。
制約:資料にない数値・実績・条件を作らない。
不明点:作業に必須なら質問し、それ以外は未確認と示す。
確認:必須項目と出所を照合し、食い違いを列挙する。
出力:成果物、未確認事項、人が確認する点の順に示す。

これは指示を整理するための提案です。毎回すべての項目が必要とは限りません。入力資料に書かれた文を作業指示と混同しないよう、参照範囲を区切り、資料内の命令で外部送信や操作を行わない条件も設けます。

商品FAQの下書きで試す

例として、承認済みの商品説明から購入前FAQを作る場合を考えます。対象読者、回答数、回答に必要な価格・利用条件、資料に答えがない時の扱いを指定します。「よく売れる表現にする」より、元資料と一致した説明を出す条件を先に置きます。

  1. 公開してよい資料を選び、最新版かを確認します。
  2. 対象者の疑問と、必須の条件を指示に入れます。
  3. 質問・回答・根拠の箇所を表で出させます。
  4. 回答を元資料と照合し、欠落と誤りを修正します。
  5. 公開する場合は担当者の承認を通します。

資料不足の部分を一般論で埋めると、自社では提供しないサービスを説明することがあります。仮の提案と事実の説明は別欄にし、必要情報がない場合の質問を許してください。

自己確認だけで合格にしない

検証確認すること
事実数値、名称、条件が元資料と一致するか
欠落例外、対象外、期限が抜けていないか
形式必要な欄と分量を満たすか
再現性別の資料や不足資料でも適切に扱えるか

AIに自己評価を求めても、同じ誤りを見逃す場合があります。人の確認結果、使った資料と指示の版、実行日を残し、一つずつ条件を変えて改善します。関連するRAG、業務活用例も参考になります。Web原稿の整理はお問い合わせからご相談いただけます。

株式会社AO 吉川悠太

株式会社AO 吉川悠太

岡山県生まれ。一橋大学を卒業後、株式会社ツムラに入社。10年間、営業・Web集客・AI開発を経験。2024年、EC制作・集客の株式会社AOを創業。

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