Email Deliveryとは
Email Deliveryの役割
Adobe Campaign StandardにおけるEmail Deliveryとは、作成したメールコンテンツを指定したAudienceへ配信する機能です。
単なるメール送信ツールではなく、
- セグメント配信
- パーソナライズ
- 効果測定
- A/Bテスト
まで一元管理できます。
メールマーケティングにおける位置付け
ACSでは以下の流れで施策が実施されます。
Profiles
↓
Audience
↓
Email Delivery
↓
レポート分析
Email Deliveryはこの中心に位置する機能です。
メール配信作成の全体フロー
実務における標準フロー
一般的な企業では以下の流れで配信を行います。
- Audience作成
- 配信作成
- 件名設定
- 本文作成
- テスト送信
- 承認
- 本番配信
- レポート分析
配信前に必要な準備
配信を作成する前に以下を準備しておきます。
配信目的
例
- 売上向上
- 再購入促進
- 説明会誘導
配信対象
例
- 新規顧客
- リピーター
- VIP顧客
KPI
例
- 開封率30%
- CTR5%
- CVR2%
メール配信を新規作成する
Marketing Activitiesへ移動する
左メニューから
Marketing Activities
を選択します。
ここには、
- メール
- ワークフロー
- キャンペーン
などのマーケティング施策が格納されています。
新規Email Deliveryを作成する
「Create」
↓
「Email」
を選択します。
新しいメール配信画面が表示されます。
配信名を設定する
配信名は管理用名称です。
顧客には表示されません。
推奨命名ルール
年月_施策名_対象
例
202606_夏セール_VIP
202606_休眠掘り起こし
NG例
メール①
テスト
新規配信
件名を設定する
件名が重要な理由
メールマーケティングにおいて、
最初に評価されるのは本文ではありません。
件名です。
顧客は件名を見て、
- 開封する
- 削除する
を判断します。
件名設計の基本原則
以下の要素を含めると効果的です。
数字
例
人気商品TOP10
緊急性
例
本日23:59まで
ベネフィット
例
送料無料
限定特典付き
スパム判定されやすい表現
以下は避けましょう。
過剰な記号
!!!!!!!
★★★★★
誇大表現
必ず儲かる
100%当選
完全無料保証
差出人情報を設定する
From Nameとは
顧客の受信ボックスに表示される送信者名です。
推奨設定
ブランド名を利用します。
例
AO公式オンラインショップ
あおは農園
株式会社AO
Reply-Toとは
返信先メールアドレスです。
問い合わせ対応を行う場合は必ず設定します。
Audienceを設定する
配信対象を選択する
作成済みAudienceを指定します。
例
VIP会員
休眠顧客
女性会員
Audience設定時の確認事項
配信事故防止のため、
必ず以下を確認します。
件数確認
想定人数か
除外条件確認
既存購入者除外
配信停止者除外
パーソナライズ設定
パーソナライズとは
顧客ごとに表示内容を変更する機能です。
氏名差し込み
例
山田様
佐藤様
田中様
会員ランク差し込み
例
ゴールド会員様限定
プラチナ会員様限定
商品レコメンド
購入履歴に応じて商品を出し分けできます。
配信前のプレビュー確認
PC表示確認
以下を確認します。
- レイアウト
- 改行
- 画像
スマートフォン表示確認
現在の開封の大半はスマホです。
特に確認します。
- CTA位置
- ボタンサイズ
- 文字サイズ
リンク確認
全リンクをクリックします。
確認項目
- 遷移先
- UTM
- HTTPS
テスト送信を実施する
Proof配信とは
本番配信前に行う確認配信です。
テスト送信で確認する項目
件名
差し込み
リンク
画像
モバイル表示
本番配信を実施する
配信承認
企業によって承認フローがあります。
作成者
↓
上長
↓
マーケティング責任者
↓
配信
スケジュール配信
即時配信ではなく、
日時指定が推奨されます。
配信後の分析
開封率
件名評価
CTR
コンテンツ評価
CTOR
メール内容評価
CVR
最終成果評価
よくあるトラブル
Audience選択ミス
最も多い事故です。
URL設定ミス
遷移先間違い
テスト送信漏れ
本番後に不具合発覚
まとめ
本章のポイント
- Email DeliveryはACSの中心機能
- 成果は件名だけでなくAudience設計で決まる
- テスト送信は必須
- 配信後の分析までが業務
次章予告
次章ではEmail Designerを解説します。
- ドラッグ&ドロップエディタ
- HTMLメール作成
- レスポンシブ対応
- コンテンツブロック管理
- ブランドテンプレート管理
など、実際のメール制作業務を詳細に解説します。























コメント