ShopifyでECサイトを運営していると、「広告用のランディングページ(LP)をすぐ作りたい」「商品ページをもっと売れる構成にしたい」「キャンペーンページを量産したい」といった要望が必ず出てきます。ただ、テーマを直接編集したりLiquidで作り込むには時間もコストもかかり、スピード感が出にくいのが現実です。
そこで活躍するのが、ページビルダーアプリです。ドラッグ&ドロップ中心の操作で、コード不要(ノーコード)でもLPや商品ページ、コレクションページなどを作成でき、運用しながら改善を回しやすくなります。
この記事では、Shopifyで代表的なページビルダーであるPageFlyとShogunを中心に、できること、選び方、使い方、成果が出る設計のコツ、注意点までを実務目線で解説します。
- ページビルダーアプリとは:Shopifyのページ制作をノーコード化する仕組み
- PageFlyとShogunの位置づけ:どちらも強いが、得意分野が少し違う
- 料金の考え方:まずは小さく始め、成果が見えたら拡張する
- PageFlyとShogunの比較表:選定時に見るべきポイント
- ページビルダー導入で成果が出るLP構成テンプレ
- PageFlyの基本的な使い方:最短でLPを公開する手順
- Shogunの基本的な使い方:運用を前提にしたページ管理
- どちらを選ぶべきか:ストア状況別のおすすめ
- 注意点:ページビルダー導入で失敗しやすい落とし穴
- 導入前チェックリスト:失敗しないための確認項目
- まとめ:ページビルダーは、LP改善のスピードを上げる最強の武器
- 無料相談・お問い合わせ
ページビルダーアプリとは:Shopifyのページ制作をノーコード化する仕組み
ページビルダーは、Shopifyの標準機能だけでは作りにくいLPや特設ページを、ブロック(セクション)を積み上げるように作れるアプリです。テンプレートやパーツが用意されているため、デザインと構成を素早く形にできます。
ページビルダーで作れるページ例
- 広告用LP(Meta広告、Google広告、TikTok広告などの遷移先)
- プロダクトローンチ用ページ(先行予約、限定販売、先行案内)
- キャンペーンページ(季節限定、ギフト、セール)
- 商品ページの作り込み(比較表、FAQ、レビュー導線、ストーリー)
- コレクションページの作り込み(絞り込み導線、ランキング、特集)
- ブランドページ(世界観、想い、素材、製法、安心材料の提示)
- リード獲得ページ(メルマガ登録、LINE登録、資料請求)
ページビルダーが向いているストア
- 広告運用をしていて、LP改善のPDCAを高速で回したい
- 商品数が増えてきて、ページ制作がボトルネックになっている
- 制作会社に毎回依頼せず、自社で更新・改善したい
- モバイル前提で、見せ方を細かく調整したい
PageFlyとShogunの位置づけ:どちらも強いが、得意分野が少し違う
PageFlyとShogunは、どちらもShopifyで人気のページビルダーです。結論としては、どちらが正解というより「ストアの運用体制と求める機能」で向き不向きが決まります。
PageFlyの特徴
- ドラッグ&ドロップで自由度の高いページ制作がしやすい
- ページの公開枠(スロット)を軸にした料金設計で、段階的に拡張しやすい
- 作り込んだLPや商品ページを増やしていきたいストアと相性が良い
Shogunの特徴
- ビジュアルビルダーに加え、ページ分析、再利用セクション、スケジューリングなど運用寄りの機能が強い
- チーム運用や、標準化、複数ページの管理・改善を重視するストアと相性が良い
- プランによって上位機能が段階的に解放され、スケール時の拡張を前提にしやすい
料金の考え方:まずは小さく始め、成果が見えたら拡張する
ページビルダーは、作りたいページ数と運用体制で費用対効果が変わります。まずは「勝ち筋の1ページ」を作って改善し、成果が出たら横展開するのが最も安全です。
PageFlyの料金イメージ
- 無料枠があり、公開できる枠(例:1枠)からスタートできる
- ページやセクションの公開枠を増やしていく設計
- ブログ用の追加オプションが用意されているケースがある
Shogunの料金イメージ
- 月額プランで段階的に機能が拡張される
- 公開ページ数に上限があるプランから、無制限に近いプランまである
- 上位プランでは管理・運用機能が強化される
PageFlyとShogunの比較表:選定時に見るべきポイント
| 比較軸 | PageFly | Shogun |
|---|---|---|
| 作りやすさ | 自由度が高く、細かい調整まで作り込みやすい | テンプレや再利用を活かしてチームで整えやすい |
| 向いている運用 | LPや商品ページを増やしながら改善していく運用 | 複数ページを管理し、標準化しながら改善する運用 |
| 費用の考え方 | 公開枠を増やして段階的に拡張しやすい | プランでページ数や上位機能が拡張される |
| 分析・改善 | 外部計測(GA4など)と組み合わせて改善が基本 | ページ分析など運用寄りの機能がプランに含まれる場合がある |
| おすすめの導入順 | まず1ページで勝ちを作り、枠を増やして横展開 | 最初から複数ページ運用の設計を組み、運用を仕組み化 |
ページビルダー導入で成果が出るLP構成テンプレ
ツール選びよりも重要なのは「LPの設計」です。ページビルダーは作る速度を上げる道具なので、構成が弱いと成果が出ません。まずは以下の型をベースにすると安定します。
売れるLPの基本構成(EC向け)
- ファーストビュー:誰の何の悩みを解決する商品かを一言で
- 共感:よくある悩み、失敗、ストレスを言語化
- 解決策:商品がどう解決するか(特徴ではなく結果で)
- 根拠:素材、製法、データ、実績、第三者評価
- レビュー:購入者の声、写真、ビフォーアフター
- 商品詳細:仕様、サイズ、使い方、同梱物
- 不安解消:返品、保証、配送、FAQ
- オファー:価格、セット、特典、期限、在庫
- CTA:購入ボタン、カート導線、問い合わせ導線
LPでよくある改善ポイント
- ファーストビューが抽象的で、誰向けか分からない
- 説明が特徴列挙になっていて、生活者のメリットが弱い
- 安心材料が不足し、購入前の不安が残る
- CTAが少ない、または押しが強すぎて離脱する
PageFlyの基本的な使い方:最短でLPを公開する手順
手順1:アプリをインストールし、テンプレートから作成
PageFlyはテンプレートをベースにLPを作り、必要なセクションを差し替えていく流れが速いです。最初はゼロから作らず、近いテンプレートを選ぶと完成が早くなります。
手順2:モバイル表示を最優先で調整
LPの流入はモバイルが中心になりがちです。セクションごとに、余白、文字サイズ、ボタンサイズ、画像比率をモバイルで最適化します。
手順3:公開枠(スロット)を意識して運用設計
PageFlyは公開枠の考え方があるため、最初は「勝ち筋のLP」と「最も改善したい商品ページ」など、投資対効果が高いところから使うのがおすすめです。
手順4:公開後は計測と改善をセットにする
公開したら終わりではありません。LPの役割はコンバージョンを増やすことなので、指標を決めて改善します。
- LPのCVR(購入率)
- スクロール到達率(どこで離脱しているか)
- カート投入率
- 購入完了率(決済で落ちていないか)
Shogunの基本的な使い方:運用を前提にしたページ管理
手順1:テンプレートと再利用セクションで制作を標準化
Shogunは、再利用できるセクションやテンプレ運用がしやすい設計です。ブランドの世界観やCTAの形をパーツ化し、どのLPでもブレないように揃えると、制作と改善が速くなります。
手順2:ページ分析を見て改善テーマを決める
LP改善は「思いつき」でやるとブレます。分析で、まずどこを直すべきかを明確にします。特に見るべきは、ファーストビューの訴求と、安心材料の不足です。
手順3:スケジューリングでキャンペーン運用を効率化
期間限定セールやギフト特集など、時期で内容が変わるストアは、公開タイミングを設計できると運用コストが下がります。事前にページを作っておき、公開日をコントロールする運用は非常に相性が良いです。
どちらを選ぶべきか:ストア状況別のおすすめ
PageFlyがおすすめなケース
- まず低コストでLP改善を始めたい
- LPや商品ページを少しずつ増やしていく予定
- デザインの自由度を重視し、細かく作り込みたい
- 制作担当が少人数で、スピード重視で回したい
Shogunがおすすめなケース
- チーム運用で、ページ制作を標準化したい
- 複数キャンペーンを計画的に回し、管理コストを下げたい
- ページ分析や運用機能を重視したい
- ある程度の予算をかけて、改善体制を整えたい
注意点:ページビルダー導入で失敗しやすい落とし穴
1. アプリを入れすぎて表示速度が落ちる
ページビルダーは便利ですが、スクリプトが増えると表示速度が落ちることがあります。LPは表示が遅いほど離脱が増えやすいので、以下を徹底します。
- 画像は圧縮し、必要以上に高解像度にしない
- アニメーションや装飾を盛りすぎない
- フォントや外部読み込みを増やしすぎない
- 使っていないアプリを整理する
2. 既存テーマとの役割分担が曖昧になる
ページビルダーで全ページを作るのではなく、テーマは全体の基盤、ページビルダーは勝ち筋ページの強化という住み分けにすると、運用が破綻しにくいです。
3. SEOを意識せず、見た目だけのページになる
SEO集客も狙うなら、見出し構造(h2、h3)を整え、本文の情報量を担保し、FAQや比較など検索意図に沿った内容を入れます。LPは広告用でも、指名検索や関連検索で拾われることがあるため、最低限のSEOを押さえると資産になります。
導入前チェックリスト:失敗しないための確認項目
- 作りたいページ数と、優先度の高いページが決まっているか
- LPの役割(広告用、SEO用、キャンペーン用)が整理されているか
- 既存テーマとの住み分け(どこをビルダーで作るか)が決まっているか
- 計測設計(GA4、Shopifyアナリティクス、UTM)が整っているか
- 公開後の改善サイクル(誰が、いつ、何を見るか)が決まっているか
- 表示速度とモバイル表示をチェックする手順があるか
まとめ:ページビルダーは、LP改善のスピードを上げる最強の武器
Shopifyのページビルダーは、コード不要でLPを作り、改善を回すための強力な選択肢です。PageFlyは自由度と拡張性、Shogunは運用と標準化の強みがあり、ストアの体制や目的によって最適解が変わります。
まずは「勝ち筋の1ページ」を作り、計測して改善する。成果が出たらページ数を増やして横展開する。この順番で進めると、無理なく売上に繋がるLP運用へ移行できます。
無料相談・お問い合わせ
PageFlyやShogunは導入自体は簡単ですが、成果を出すには「どのページを作るべきか」「LPの構成をどう設計するか」「計測と改善をどう回すか」「表示速度を落とさずに実装するか」で結果が大きく変わります。
ShopifyのLP設計、PageFlyやShogunの導入支援、既存テーマとの住み分け、GA4やShopifyアナリティクスを前提にした改善体制づくりまでまとめて相談したい方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。























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