ECのアクセシビリティ|購入操作の点検手順

ECのアクセシビリティは、商品を探し、選び、条件を確認して購入・相談する操作を利用できるようにする取組です。対応しただけで売上や順位が上がると保証せず、利用を妨げる箇所を具体的に調べて直します。

購入経路を一通り点検

  • メニュー、検索、商品一覧から目的の商品へ進む。
  • 色やサイズ、数量を選ぶ。
  • 送料や納期、返品等の条件を確認する。
  • カート、入力、確認、確定、完了通知まで進む。
  • 失敗や修正、問い合わせも試す。

文字・色・画像

WCAG 2.2のSC 1.4.3は、通常の文字等で4.5:1、大きな文字等で3:1という対比の条件や例外を示しています。一律16pxなら適合という規則ではなく、文字の拡大や折返し、情報の欠落も点検します。色だけで在庫やエラーを伝えないようにします。

画像の代替テキストは役割で判断します。意味を持つ写真は文脈に合う説明、リンク画像は行き先や操作を伝えます。装飾や近くの文字と重複する場合に空のaltが適切なこともあり、全画像へ機械的に同じ説明を付けません。

キーボードと操作対象

Tab等で順に進み、フォーカス位置、選択・実行、閉じる・戻る操作を確認します。WCAG 2.2のSC 2.5.8は原則24×24 CSSピクセル以上と間隔等の例外を示しています。48×48を一律の適合条件としたり、最小サイズを満たせば全員使いやすいと判断したりしません。

フォームと通知

入力のラベルと操作を対応付け、必須・書式・エラーの場所と修正方法を示します。表示だけでなく読み上げられる情報、送信後の状態も確認します。W3Cのフォーム指針は、目的を説明するラベルとコントロールの関連付けを案内しています。

動画や動的な内容

音声・映像が何を伝えるかに応じ、字幕、テキストや説明等の必要な代替を確認します。ARIAを付ければ解決とは限らず、標準のHTMLの意味と実際の操作を先に確認し、動的な変更が利用者に伝わるか試します。

記録と継続

対象URL、操作手順、端末・支援技術等の条件、問題、優先度、修正後の結果を残します。自動検査だけで全適合とせず、手動確認や実際の利用者の協力も検討してください。本記事の点検は完全な適合評価や個別の法的判断ではありません。

公式資料・関連記事

画面幅と操作の確認も参照してください。

自社ECの要件や運用の整理は、対象商品・現在の課題を添えて株式会社AOへご相談ください。

公式資料の確認日:2026年11月1日。確認表は編集上の提案で、個別店舗の実績や成果、未確認の契約条件を示すものではありません。

株式会社AO 吉川悠太

株式会社AO 吉川悠太

岡山県生まれ。一橋大学を卒業後、株式会社ツムラに入社。10年間、営業・Web集客・AI開発を経験。2024年、EC制作・集客の株式会社AOを創業。

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