ShopifyでECサイトを運用していると、
「アクセスはあるのに売上が伸びない」
「デザインが古くてブランドの世界観が伝わらない」
「どこから購入すればいいか分かりにくいと言われる」
といったお悩みをよく耳にします。
こうした課題は、デザインと情報設計を見直すことで解決できるケースが少なくありません。
本記事では、Shopify構築・改善の現場で実際に行っているアプローチを、3つの事例とともにご紹介します。
Shopifyで「デザイン」がビジネス課題解決に効く理由
まず前提として、ここでいう「デザイン」は、見た目だけではありません。
- 誰が、どんな文脈でサイトを訪れるのか(ペルソナ・導線)
- どの商品を、どんな順番で提案するか(情報設計)
- どこまでスクロールしたら、何をしてもらいたいか(CTA設計)
- PCとスマホ、どちらの体験を優先するか(モバイルファースト)
といった体験全体の設計を含めたデザインです。
Shopifyは機能面が充実している一方で、
「テンプレートのまま」「とりあえず商品を並べただけ」になりがちです。
その結果、
- 離脱率が高く、カートに商品が入らない
- ブランドの強みが伝わらず、価格競争に巻き込まれる
- お客様が迷ってしまい、問い合わせで手一杯になる
といった問題が起こります。
ここからは、実際に行ったデザイン改善の事例を3つご紹介します。
事例①:世界観を統一してCVRを改善したアパレルECサイト
課題:商品は魅力的なのに、購入率が伸びない
- Shopifyで自社アパレルブランドを運営
- Instagramからの流入は多いが、商品詳細ページでの離脱が多い
- 「かわいいけど、結局どれを買えばいいか分からない」といった声
対応したデザイン改善
- ブランドストーリーとコンセプトの可視化
- ファーストビューに「ブランドの世界観」と「一番届けたい価値」をコピーで明示
- 撮影済みのイメージ写真を活かし、ロゴ・色・写真テイストを統一
- コレクション訴求の整理
- 「すべての商品」ではなく、
「新作」「人気ランキング」「最初の一着におすすめ」など
お客様視点のコレクション区切りに変更 - スマホの親指の動線を意識し、ファーストビュー直下に代表コレクションへの導線を設置
- 「すべての商品」ではなく、
- 商品詳細ページの情報設計
- 「メリット → 着用イメージ → サイズ・素材 → レビュー → 購入ボタン」の順番に整理
- 「この商品と一緒に買われているアイテム」のレコメンドを、世界観が近いアイテムに絞って表示
結果:購入率が向上し、広告効率も改善
- サイト全体のCVRが、改善前より上昇(※数値は一例)
- 「どんなコーデに合うのかイメージしやすくなった」という声が増加
- 広告費を大きく増やさなくても、売上を伸ばせる状態に
事例②:定期購入導線の最適化でLTVを高めた食品D2Cブランド
課題:単発購入が多く、リピート率が伸びない
- 無添加食品・健康食品などを扱うD2Cブランド
- Shopifyでサブスクリプションアプリを導入済み
- しかし、定期購入ではなく単発購入に流れてしまう状況
対応したデザイン改善
- 「定期購入のメリット」をビジュアルで整理
- 価格メリット(〇%OFF)だけでなく、
- 買い忘れ防止
- 配送サイクル変更の柔軟さ
- 一時停止やスキップのしやすさ
などを図解でわかりやすく表現
- 価格メリット(〇%OFF)だけでなく、
- 単発購入ボタンとの配置を見直し
- 単発と定期のボタンを並列で置くのではなく、
「おすすめは定期コース」として視覚的な優先度を調整 - スマホ表示では、定期購入ボタン→単発購入ボタンの順に
- 単発と定期のボタンを並列で置くのではなく、
- 定期購入専用のランディングセクションを作成
- TOPページ中段に「定期コースのご案内」セクションを新設
- お客様の声(レビュー)を、定期利用者のコメント中心に再構成
結果:定期購入率アップでLTVが向上
- 商品によっては、定期購入比率が改善前より上昇(※数値は一例)
- LTV(顧客生涯価値)が上がり、広告投資を行いやすい体制に
- サブスクアプリの機能を、デザインと情報設計で最大限活用できる状態へ
事例③:情報整理と導線設計で問い合わせ数を増やしたBtoB ECサイト
課題:情報量が多く、ユーザーが迷ってしまう
- BtoB向けの資材・機器を取り扱うECサイト
- 商品点数が多く、仕様も複雑
- 「まず相談したい」というニーズはあるものの、
問い合わせフォームまで辿り着かないのが課題
対応したデザイン改善
- 「はじめての方へ」導線を明確化
- ナビゲーションに「はじめての方へ」「ご利用ガイド」を追加
- そこから「用途別おすすめ商品一覧」「よくある質問」へ自然につながる導線を設計
- 問い合わせポイントをページ内に複数設置
- 商品詳細ページの下部に「仕様が不明な方はこちら」ボタンを設置
- FAQや資料ダウンロードページにも、問い合わせへの導線を追加
- フォームの項目と導線を最適化
- フォーム項目を「必須最小限」にし、送信完了率を改善
- 「電話相談希望」「オンライン面談希望」など、問い合わせの目的を選べる項目を追加
結果:問い合わせ数・商談数の増加
- 月間の問い合わせ件数が改善前より増加(※数値は一例)
- 「まず相談したい」というお客様を取りこぼさず、商談化率がアップ
- サイトが「営業担当の代わり」になる状態に近づいた
Shopify制作・デザイン改善を成功させるための進め方
上記のような事例では、共通して次のようなプロセスで進めています。
- ヒアリング・現状分析
- 売上構成、広告状況、アクセス解析(GA4等)、ヒートマップなどを確認
- 課題整理・仮説立て
- 「誰が・どこから・何を見て・どこで離脱しているか」を整理
- 情報設計・ワイヤーフレーム作成
- TOP・商品一覧・商品詳細・LPなどのページ構成をテキストと簡易レイアウトで設計
- デザイン制作(PC/スマホ)
- ブランドの世界観を大切にしつつ、CVR・LTV向上を意識したUI/UXデザインを作成
- Shopify実装・アプリ設定
- テーマカスタマイズ、アプリ設定、タグ設計、トラッキング設定など
- 公開後の効果測定と改善サイクル
- 公開後の数値を確認し、必要に応じてABテストや細かな調整を行う
単発の「デザインリニューアル」で終わらせず、
データを見ながら改善サイクルを回すことで、中長期的な成果につながります。
Shopifyの制作・改善を検討中の方へ
- 「すでにShopifyで運用しているが、売上が頭打ちになっている」
- 「とりあえず自社で作ったが、そろそろプロにデザインを見てほしい」
- 「新ブランド立ち上げに合わせて、世界観の伝わるECサイトを作りたい」
といったお悩みがあれば、
ビジネス課題から逆算したShopify制作・デザイン改善をご提案いたします。
まずは現状のお悩みや、今後の売上目標などをヒアリングさせていただき、
必要に応じて、改善方針や概算のお見積りまでまとめてご案内可能です。
下記フォームより、お気軽にご相談ください。























コメント