ECサイトを制作する際、どのようなステップを踏めば良いのか分からないという初心者の方も多いでしょう。設計、デザイン、構築のフローをしっかり把握することで、スムーズかつ効率的に進めることができます。
本記事では、ゼロから始めるECサイト制作の流れを設計からデザイン、構築までの全プロセスに分けて解説します。また、それぞれのフェーズでのポイントも詳しく説明するので、初めての方でも安心してサイト制作に取り組めます。
目次
ECサイト制作フローの全体像

ECサイト制作は、以下のような流れで進めるのが一般的です。
- 企画・設計:ターゲット設定、目的の明確化、要件定義。
- デザイン:サイト全体のデザインを設計し、ブランドイメージを反映。
- 構築・開発:プラットフォームの選定や必要な機能を実装。
- テストとリリース:動作確認を行い、サイトを公開。
- 運用・改善:集客や売上アップのための分析・改善。
【1】企画・設計フェーズ
1.1 目的を明確化する
まずは、なぜECサイトを作るのかを明確にしましょう。以下のような質問に答えることで目的が明確になります。
- 誰に向けたサイトなのか?(ターゲット)
- 何を販売するのか?(商品・サービス)
- どのくらいの売上目標を設定するのか?
例
- ターゲット:30代女性、趣味はアウトドア。
- 商品:エコ素材を使ったアウトドア用品。
- 目的:1年目で月間売上50万円を達成。
1.2 要件定義を行う
要件定義とは、サイトに必要な機能やコンテンツを洗い出すプロセスです。これにより、構築時に「何が必要か」が明確になります。
必要な項目例
- 基本機能:商品ページ、カート機能、決済機能。
- 拡張機能:レコメンド機能、会員登録機能、ポイントシステム。
- コンテンツ:会社概要、FAQ、ブログ。
ポイント
すべてを最初から盛り込む必要はありません。必要最低限の機能から始め、成長に応じて機能を追加していきましょう。
1.3 プラットフォーム選定
どのプラットフォームを利用するかは、予算や必要な機能によって異なります。
主要プラットフォームと特徴
- Shopify:グローバル展開や拡張性に優れる。
- BASE:初期費用無料、小規模ショップ向け。
- EC-CUBE:カスタマイズ性が高く、中~大規模サイト向け。
- STORES:テンプレートが豊富で初心者に最適。
【2】デザインフェーズ
2.1 ワイヤーフレームの作成
ワイヤーフレームとは、サイトのレイアウトや構成を簡略化した設計図のようなものです。これを作成することで、デザインの基盤を明確にできます。
ポイント
- 商品一覧ページ、商品詳細ページ、カートページを中心に設計。
- ユーザーが購入までスムーズに進める導線を意識する。
2.2 デザインコンセプトの決定
サイト全体のトーンやスタイルを決定します。ブランドイメージを反映したデザインを作ることが重要です。
デザインの重要要素
- 配色:ブランドカラーを基調に、視認性の高い色を選ぶ。
- フォント:読みやすく、ブランドの印象に合ったものを選択。
- 画像や動画:商品の魅力を最大限に引き出す素材を用意。
2.3 レスポンシブデザインの採用
現在、ECサイトへのアクセスの多くはスマートフォン経由です。そのため、レスポンシブデザイン(PC・スマホに対応したデザイン)は必須となります。
【3】構築・開発フェーズ
3.1 プラットフォームの設定
選定したプラットフォームに登録し、初期設定を行います。BASEやShopifyであれば、テンプレートを選ぶだけで基本的なデザインが完成します。
3.2 機能の実装
要件定義で洗い出した機能を実装していきます。たとえば以下のようなステップがあります。
- 商品ページ作成:商品のタイトル、価格、説明文、画像を登録。
- 決済機能の導入:クレジットカード、電子マネー、銀行振込などを設定。
- SEO対策:検索結果に表示されやすいようにタイトルタグやメタディスクリプションを設定。
ポイント
専門知識が必要なカスタマイズは、制作会社に依頼すると効率的です。
3.3 外部ツールとの連携
集客や運営を効率化するため、以下のような外部ツールを活用します。
- Google Analytics:アクセス解析ツール。
- メール配信ツール:顧客リテンション対策。
- SNS連携:InstagramやTwitterと連携して集客。
【4】テストとリリースフェーズ
4.1 動作テスト
公開前にすべての機能が正常に動作するか確認します。特に以下の点は念入りにチェックしましょう。
- カート機能、決済機能が正しく動作するか?
- スマホやタブレットでの表示は問題ないか?
- ページの読み込み速度は十分速いか?
4.2 リリース
テストが完了したら、いよいよリリースです。初めは身近な顧客や友人にフィードバックをもらいながら、運用を開始すると安心です。
【5】運用・改善フェーズ
5.1 アクセス解析を活用
Google AnalyticsやSearch Consoleを使い、アクセスデータを解析します。
- どのページに多くの訪問者が集まっているか?
- 離脱率が高いページはどこか?
5.2 改善施策の実行
データをもとに、以下のような施策を実行しましょう。
- 商品説明文や画像を改善し、コンバージョン率を上げる。
- SEO対策を強化し、検索エンジンからの流入を増やす。
- 広告キャンペーンを実施し、認知度を拡大。
よくある質問
Q: 初心者におすすめのプラットフォームは何ですか?
A: 初期費用を抑えたい場合はBASE、スケーラブルなサイトを目指すならShopifyがおすすめです。
Q: 商品写真は自分で撮影しても良いですか?
A: プロに依頼するのが理想ですが、スマホや簡易的な撮影セットでもクオリティの高い写真を撮影することが可能です。
Q: リリース後、まず何に注力すれば良いですか?
A: 集客に注力し、広告やSNSを活用してサイトへの訪問者を増やしましょう。また、フィードバックをもとに改善を続けることも重要です。
まとめ
ECサイト制作は、企画から運用まで一連のフローをしっかり把握することが成功のカギです。 設計では目的とターゲットを明確にし、デザインではユーザビリティを重視、構築では必要な機能を効率よく実装しましょう。本記事を参考にして、ゼロから理想のECサイトを作り上げてください!
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