自社ECとECモールのどちらが有利かは、商品、顧客、社内体制、費用の見積もりで変わります。モールなら集客が自動で得られる、自社ECなら手数料がなく利益が高くなる、といった一律の説明はできません。顧客と業務の条件を整理して比べましょう。
販売チャネルを同条件で比較する
| 比較軸 | 自社EC | ECモール |
|---|---|---|
| 顧客との接点 | 独自のサイト体験を設計。訪問を得る方法は自社で検討 | モール内検索・販促機能を利用できる場合がある。条件はサービス別 |
| 費用 | 構築、月額、決済、保守、広告、運用人件費を試算 | 出店料、販売関連費、決済、広告、物流を公式料金で確認 |
| ページ・機能 | 選ぶシステムと契約に依存 | 商品掲載や販促、運用ルールはモール規約に従う |
| 顧客データ | 利用目的を示し、個人情報を適切に管理 | 閲覧・出力・販促利用の範囲を規約と法令で確認 |
| 業務 | 保守、注文、問い合わせ、決済、配送の分担を決める | サービス機能と自社が担う業務を確認 |
| 変更・終了 | 契約に応じデータ移行・改修方法を確認 | 規約変更や出店終了時のデータの扱いを確認 |
初期費用ではなく総費用を見る
期間と注文数の仮定をそろえ、固定費と注文ごとの変動費を分けます。商品原価、構築・月額料金、販売・決済手数料、広告、ポイント・クーポン、配送、返品・問い合わせ対応、担当者の作業時間を含めます。売上だけでなく費用を差し引いた利益を比べ、前提と未確定項目も記録してください。
料金・手数料は商品カテゴリ、プラン、決済、契約時期で変わります。比較時はAmazon出品の公式案内、楽天市場のプラン・費用、Yahoo!ショッピングの出店案内で現在の料金表と契約条件を確認します。この記事では変動する金額を固定掲載していません。
顧客情報と販売ルール
自社サイトでもモールでも、顧客情報を自由に販促へ使えるとは限りません。取得時に示した利用目的、アクセス権、外部委託、保管・削除を確認します。モールでは情報の閲覧・出力範囲や購入者への案内方法を最新規約で調べます。購入後に自社サイトへ誘導する施策は規約を先に確認し、許可を前提にしないでください。
選定手順
- 顧客が商品を探す場面、購入前の不安、購入後の対応を整理する。
- チャネルごとに必要機能、担当業務、利用規約を確認する。
- 同じ期間・注文数の前提で初期・固定・変動費を比較する。
- 売上、在庫、問い合わせ、返品を担う人員と手順を決める。
- テスト販売は損益と継続・停止条件を先に定める。
- 複数チャネルなら在庫・価格・商品説明・問い合わせを管理できるか確認する。
よくある質問
初めてならモールへ出店すべきですか?
一律の正解はありません。商品が利用条件に合うか、費用と作業を負担できるか、自社で顧客接点を育てたいかを比べます。
自社ECなら販売手数料はかかりませんか?
サービスや決済で料金は異なります。初期・月額・決済・保守・広告・人件費を含む総費用を見積もってください。
ECサイト制作のサービス内容で構築・運用内容を確認できます。個別相談はお問い合わせからどうぞ。























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