管理画面の全体像とホーム画面
Shopifyの無料トライアルに登録すると、最初に表示されるのが「管理画面」です。これは、あなたのネットショップの全ての情報を集約・操作する、いわば「司令塔」や「お店のバックヤード」です。一見するとメニューが多くて戸惑うかもしれませんが、構造は非常にシンプルです。
左側メニューバーが基本
管理画面の操作は、画面の左側に縦に並んだメニューバーが中心となります。ここから「商品の登録」や「注文の確認」など、あらゆる操作画面へアクセスします。まずは、このメニューバーの各項目が、お店のどの部分に対応するのかを大まかに把握することから始めましょう。
ホーム画面でやるべきことを確認
管理画面を開いて最初に表示される「ホーム」は、ストア開設までのセットアップガイドや、日々の売上速報、やるべき作業の通知などが表示されるダッシュボードです。特に開設初期は、Shopifyが提案してくれるセットアップ手順に沿って進めることで、設定漏れを防ぐことができます。
右上のストア名と設定
画面右上のストア名をクリックすると、アカウント情報の管理やログアウトができます。その隣にある歯車マークの「設定」は、ストアの根幹に関わる非常に重要なメニューです。決済方法や送料、税金、各種ポリシーなど、お店の基本的なルールはすべてここから設定します。
ストア運営の中核を担うメニュー
左側メニューバーの上部には、日々のストア運営に不可欠な、中核となるメニューが並んでいます。お店がオープンした後は、毎日必ずチェックする場所になります。
注文管理:受注処理を行う
お客様からの注文が入ると、この「注文管理」に新しい注文が表示されます。ここでは、入金の確認、商品の発送処理(フルフィルメント)、配送ラベルの印刷、キャンセルや返金の対応など、受注に関わるすべての業務を行います。お店の「発送部門」にあたる場所です。
商品管理:商品を登録・編集
ストアで販売する商品を登録・編集するのが「商品管理」です。商品名や価格、説明文、写真の追加はもちろん、在庫数の管理や、商品をカテゴリー分けする「コレクション」の作成などもここで行います。お店の「在庫管理室」や「商品企画室」と言えるでしょう。
顧客管理:顧客情報を確認
ストアで購入してくれたお客様や、会員登録してくれたお客様の情報は、「顧客管理」に自動で蓄積されていきます。顧客ごとの購入履歴や連絡先を確認できるため、マーケティング施策の分析や、問い合わせ対応の際に役立ちます。お店の「顧客台帳」にあたる機能です。
ストアの成長を支えるメニュー
日々の運営だけでなく、ストアをさらに成長させるための戦略的な機能も、メニューバーに用意されています。ビジネスが軌道に乗ってきたら、これらのメニューを積極的に活用しましょう。
分析:売上やアクセスを分析
「分析」メニューでは、ストアの売上、アクセス数、コンバージョン率といった重要なデータを、分かりやすいグラフやレポートで確認できます。どの商品が人気か、どんな経路でお客様が訪れているかなどを分析し、次の施策を考えるための「経営分析室」です。
マーケティング:集客施策を管理
「マーケティング」メニューでは、メールマガジンの配信や、SNS広告、Google広告との連携など、集客に関する様々な施策を管理・実行できます。新しいお客様を呼び込むための「販促企画部」としての役割を担います。
オンラインストア:デザインを編集
お客様が実際に目にするウェブサイトのデザインや構成を編集するのが「オンラインストア」メニューです。テーマのカスタマイズ、ブログ記事の投稿、ナビゲーションメニューの作成などを行います。お店の「内装・外装デザイン部門」と言えるでしょう。
まとめ
Shopifyの管理画面は、一見すると多機能ですが、その役割は大きく以下の3つに分類できます。
- 日々の運営(注文、商品、顧客)
- ビジネスの成長(分析、マーケティング)
- お店の見た目(オンラインストア)
初心者のうちは、すべてを一度に使いこなす必要はありません。まずはストアの開店に不可欠な「商品管理」「オンラインストア」、そして「設定」の3つのメニューに集中して触れてみましょう。このバックヤードの歩き方を覚えれば、あなたのストア運営は一気にスムーズになるはずです。
























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