- Adobe Campaign StandardをCRM基盤として活用するためのシステム連携入門
- CRMはデータが命
- 顧客情報統合
- 購買履歴活用
- 営業情報活用
- 行動データ活用
- Import
- Export
- API
- SFTP
- ETL
- Importとは
- 会員情報
- 購買履歴
- 店舗情報
- ファイル形式
- 役割
- 役割
- 役割
- 差分更新
- Exportとは
- 配信結果
- 会員情報
- 開封履歴
- クリック履歴
- APIの定義
- リアルタイム
- 自動化
- 正確性
- 会員登録
- 注文完了
- 問い合わせ
- なぜ必要か
- SFTPとは
- ETLの定義
- よくある構成
- ECで最も多いケース
- 全件更新
- 差分更新
- CRM成功の前提
- 重複データ
- 不正データ
- 欠損データ
- 定期的に実施
- ECサイト
- 毎日確認すべき項目
- 原因切り分け
- データ項目定義書を作る
- 命名ルールを統一
- 差分更新を採用
- エラーログ監視
- テスト環境で検証
- Profileへ全データ投入
- リアルタイム不要なのにAPI採用
- ファイル仕様書なし
- 重複管理なし
- 次章予告
Adobe Campaign StandardをCRM基盤として活用するためのシステム連携入門
Adobe Campaign Standard(ACS)を導入した企業の多くは、最初はメール配信から利用を開始します。
しかし、CRM施策が高度化するにつれて次のような要望が出てきます。
- ECサイトの購入データを連携したい
- Salesforceの顧客情報を取り込みたい
- 会員情報を毎日自動更新したい
- LINEや広告データと連携したい
- カゴ落ちデータを取り込みたい
これらを実現するために必要なのが、
データ連携(Data Integration)
です。
実際のACSプロジェクトでは、
メール作成よりも
データ連携設計
の方が工数が大きくなることも珍しくありません。
本章では、実務で利用される主要な連携方式と設計の考え方について詳しく解説します。
なぜデータ連携が重要なのか
CRMはデータが命
CRM施策は顧客理解から始まります。
例えば、
購入履歴がない
↓
購入促進メール送信
購入履歴がある
↓
クロスセル提案
この判断にはデータが必要です。
データ連携で実現できること
顧客情報統合
会員サイト
↓
ACS
購買履歴活用
EC
↓
ACS
営業情報活用
Salesforce
↓
ACS
行動データ活用
Web閲覧
↓
ACS
データ連携の全体像
実務では次のような構成が一般的です。
ECサイト
↓
基幹システム
↓
ETL
↓
ACS
↓
メール配信
ACSで利用できる主な連携方式
Import
ファイル取込
Export
データ出力
API
リアルタイム連携
SFTP
定期ファイル連携
ETL
データ加工連携
Import(データ取込)
Importとは
外部データをACSへ取り込む機能です。
例
CSV
↓
ACS
↓
Profile更新
Importの利用例
会員情報
氏名
メール
住所
購買履歴
注文番号
購入日
購入金額
店舗情報
店舗ID
店舗名
担当者
CSV取込の基本
ファイル形式
一般的にはCSV
です。
例
email,name,birthday
sample@example.com,山田太郎,1990-01-01
Import Workflow
ACSではWorkflowを利用します。
File Transfer
↓
Load File
↓
Update Data
↓
完了
File Transfer
役割
SFTPからファイル取得
ローカルアップロード
クラウド取得
Load File
役割
CSVを読み込む
区切り文字
文字コード
カラム定義
設定可能
Update Data
役割
データ更新
既存更新
新規追加
両方可能
Incremental Update
差分更新
毎回全件更新ではなく
変更分のみ更新
実務では推奨
Export(データ出力)
Exportとは
ACSのデータを外部へ出力
する機能です。
利用例
配信結果
会員情報
開封履歴
クリック履歴
Export Workflow
Query
↓
Extract File
↓
File Transfer
↓
SFTP
API連携とは
APIの定義
システム同士が直接通信する仕組み
です。
APIのメリット
リアルタイム
即時反映
自動化
手作業不要
正確性
人的ミス削減
実務で多いAPI連携
会員登録
会員サイト
↓
API
↓
ACS
即時登録
注文完了
EC
↓
ACS
↓
注文データ反映
問い合わせ
フォーム
↓
ACS
↓
自動メール
REST API
ACSではREST APIを利用します。
主な用途
Profile登録
Profile更新
イベント送信
配信トリガー
Authentication(認証)
なぜ必要か
不正アクセス防止
OAuth認証
ACSでは一般的にOAuthを利用
SFTP連携
SFTPとは
安全なファイル転送方式
です。
多くの企業で採用されています。
なぜSFTPが多いのか
既存システムとの連携が容易
運用実績が豊富
セキュリティ対応しやすい
SFTP連携例
基幹システム
↓
CSV生成
↓
SFTP配置
↓
ACS取得
↓
更新
ETLとは
ETLの定義
Extract
Transform
Load
の略です。
役割
データ加工
変換
統合
ETLツール例
Talend
Informatica
AWS Glue
ETLが必要な理由
データ形式が異なるためです。
例
EC
↓
購入金額
基幹
↓
売上金額
名称統一必要
Salesforce連携
よくある構成
↓
リード情報
↓
ACS
↓
ナーチャリング
活用例
資料請求
↓
Salesforce
↓
ACS
↓
ステップメール
Shopify連携
ECで最も多いケース
↓
顧客情報
↓
注文情報
↓
ACS
活用例
購入履歴活用
カゴ落ち施策
VIP抽出
データ更新の考え方
全件更新
毎回すべて更新
簡単
負荷大
差分更新
変更分のみ
推奨
データ品質管理
CRM成功の前提
データ品質
です。
よくある問題
重複データ
同一人物が複数登録
不正データ
メール形式不正
欠損データ
生年月日未入力
データクレンジング
定期的に実施
重複除去
欠損確認
異常値確認
実務でよくある連携フロー
ECサイト
会員登録
↓
ACS
↓
Welcomeメール
注文完了
↓
ACS
↓
クロスセル
BtoB企業
資料請求
↓
Salesforce
↓
ACS
↓
ナーチャリング
教育サービス
説明会申込
↓
ACS
↓
リマインド
↓
契約促進
エラー監視
毎日確認すべき項目
Import成功件数
Export成功件数
APIエラー
SFTP接続エラー
障害時の対応
原因切り分け
ファイル
↓
API
↓
認証
↓
データ
順番に確認
ベストプラクティス
データ項目定義書を作る
必須
命名ルールを統一
保守性向上
差分更新を採用
性能改善
エラーログ監視
自動化
テスト環境で検証
本番直更新禁止
よくある失敗
Profileへ全データ投入
肥大化
リアルタイム不要なのにAPI採用
コスト増
ファイル仕様書なし
障害多発
重複管理なし
分析不能
システム担当者が理解すべきこと
ACSはメールツールではなく、
CRMデータ活用基盤
です。
そのため、
データ連携設計
↓
データ品質管理
↓
マーケティング活用
という順番で考える必要があります。
まとめ
データ連携はACSプロジェクトの成功を左右する最重要領域の1つです。
特に理解しておくべきなのは、
- Import
- Export
- SFTP
- API
- ETL
の5つです。
実務では、
リアルタイム性が必要なものはAPI、
定期更新はSFTP、
大量データ処理はETL
という使い分けが一般的です。
優れたCRM施策は、
優れたデータ連携基盤の上に成り立っています。
ACS担当者はメール作成だけでなく、
データの流れを理解することで、より高度なCRM設計ができるようになります。
次章予告
第16章では、
権限管理・ユーザー管理・組織運用(Administration)完全解説
を行います。
- ユーザー作成
- 権限ロール
- セキュリティ管理
- 承認フロー
- 運用体制設計
- 大企業での管理方法
など、管理者向けの運用ノウハウを詳しく解説していきます。

























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