- Adobe Campaign Standardで成果を出すターゲティングの考え方
- Queryの役割
- Queryが利用される場所
- 抽出条件の考え方
- Dimension
- Conditions
- Result
- 単一条件
- 複数条件
- AND条件
- OR条件
- 性別
- 年齢
- 地域
- 会員ランク
- メール開封
- メールクリック
- Web閲覧
- 購入回数
- 購入金額
- 最終購入日
- RFM分析とは
- VIP顧客
- 離反予備軍
- 新規顧客
- リピーター
- VIP顧客
- 休眠顧客
- なぜ除外が重要か
- 配信停止者
- 購入済み顧客
- 重複メールアドレス
- 社内アドレス
- ECサイト
- 定期購入施策
- 資料請求者
- ウェビナー参加者
- 説明会参加者
- 卒業生
- Audienceとは
- 再利用できる
- Workflowで利用できる
- レポート分析できる
- 推奨形式
- シンプルに作る
- 件数を確認する
- 必ず除外条件を入れる
- テスト抽出を行う
- ANDとORの誤設定
- 除外漏れ
- 日付条件ミス
- 重複データ未考慮
- 初級
- 中級
- 上級
- エキスパート
- 次章予告
Adobe Campaign Standardで成果を出すターゲティングの考え方
Adobe Campaign Standard(ACS)の運用において、多くの担当者はメール作成やデザインに注目します。
しかし実際に成果を左右する最大の要因は、
誰に送るか
です。
同じメールでも、
- 全会員へ送る
- VIP会員へ送る
- 休眠顧客へ送る
では結果が大きく変わります。
そのためACS運用では、
メール作成よりQuery設計の方が重要
と言われています。
本章では、ACSのQuery機能を利用したセグメント抽出、Audience設計、実務で活用されるターゲティング手法について詳しく解説します。
Queryとは何か
Queryの役割
Queryとは、
条件に一致する顧客を抽出する機能
です。
ACSのほぼすべての施策はQueryから始まります。
例えば、
東京都在住
AND
女性
AND
購入履歴あり
AND
過去90日以内購入
という条件で対象者を抽出できます。
Queryが利用される場所
Workflow
対象者抽出
Audience作成
セグメント生成
配信対象作成
メール配信
レポート分析
対象者分析
Queryの基本構造
抽出条件の考え方
Queryは基本的に
対象データ
+
条件
で構成されます。
例
Profiles
↓
女性
↓
東京都
↓
購入履歴あり
↓
結果
12,500人
Query画面の見方
Dimension
対象テーブルを指定します。
通常は
Profiles
を利用します。
Conditions
抽出条件を設定します。
Result
抽出結果件数を確認できます。
条件設定の基本
単一条件
最も基本的な抽出です。
例
Gender
=
Female
結果
女性会員
複数条件
複数条件を組み合わせます。
例
Gender
=
Female
AND
Prefecture
=
Tokyo
結果
東京都在住女性
AND条件とOR条件
AND条件
すべて満たす
例
女性
AND
東京都
対象
東京都の女性のみ
OR条件
どちらかを満たす
例
東京都
OR
神奈川県
対象
東京都または神奈川県
よく使う属性条件
性別
男性
女性
その他
活用例
性別別商品訴求
年齢
20代
30代
40代
50代
活用例
年代別キャンペーン
地域
都道府県
市区町村
国
活用例
地域限定イベント
会員ランク
一般
シルバー
ゴールド
プラチナ
活用例
VIP施策
行動データを活用する
実務では属性より行動データの方が重要です。
メール開封
過去30日以内開封
活用例
アクティブ顧客抽出
メールクリック
過去30日以内クリック
活用例
興味関心の高い顧客
Web閲覧
特定ページ閲覧
活用例
商品興味層
購買データを活用する
ECサイトでは最重要です。
購入回数
例
3回以上
リピーター判定
購入金額
例
累計10万円以上
VIP判定
最終購入日
例
90日以内
アクティブ顧客
Recency・Frequency・Monetary分析
RFM分析とは
顧客価値を測定する代表的手法です。
Recency
最終購入日
最近購入したほど高評価
Frequency
購入回数
回数が多いほど高評価
Monetary
購入金額
金額が高いほど高評価
RFM活用例
VIP顧客
購入日が新しい
購入回数が多い
購入金額が高い
離反予備軍
購入回数は多い
しかし最近購入していない
実務で最も利用されるセグメント
新規顧客
登録後30日以内
購入回数1回
活用施策
Welcomeメール
リピーター
購入回数3回以上
活用施策
定期購入促進
VIP顧客
累計購入金額上位
活用施策
限定キャンペーン
休眠顧客
90日以上未購入
活用施策
掘り起こし施策
Queryでの除外設定
なぜ除外が重要か
誤配信防止のためです。
例
クーポン配信
↓
既購入者除外
不要な配信を防げます。
よくある除外条件
配信停止者
必須
購入済み顧客
キャンペーン内容による
重複メールアドレス
重複配信防止
社内アドレス
テストユーザー除外
セグメント設計の実務例
ECサイト
夏野菜キャンペーン
対象
過去60日以内購入
AND
メール開封あり
高反応層へ配信
定期購入施策
単品購入者
AND
定期契約なし
定期購入訴求
BtoBのセグメント例
資料請求者
資料請求済
AND
商談未実施
フォローメール
ウェビナー参加者
参加済
AND
商談未化
営業連携
教育サービスのセグメント例
説明会参加者
参加済
AND
未契約
個別相談案内
卒業生
卒業済
転職支援案内
Audience化する理由
Audienceとは
保存されたセグメントです。
Query
↓
保存
↓
Audience
Audience運用のメリット
再利用できる
毎回条件設定不要
Workflowで利用できる
自動化可能
レポート分析できる
比較分析可能
命名ルール
推奨形式
カテゴリ_条件_目的
例
VIP_累計10万以上
Dormant_90日未購入
Active_30日開封者
Query設計のベストプラクティス
シンプルに作る
複雑な条件は保守困難
件数を確認する
想定件数との乖離確認
必ず除外条件を入れる
配信停止者除外
テスト抽出を行う
本番前検証
よくあるQueryミス
ANDとORの誤設定
対象件数が大幅に変わる
除外漏れ
誤配信発生
日付条件ミス
休眠顧客抽出失敗
重複データ未考慮
二重配信
Queryの品質が成果を決める
実務では
メール内容改善
より
ターゲティング改善
の方が成果インパクトが大きいケースが多くあります。
例
開封率
20%
↓
35%
CTR
2%
↓
6%
メールを変えずに改善することもあります。
ACS担当者に求められるスキル
初級
Queryを実行できる
中級
セグメント設計できる
上級
顧客分析からAudienceを設計できる
エキスパート
事業目標からCRM戦略を設計できる
まとめ
ACS運用において、
成果はメールではなくターゲティングで決まる
と言っても過言ではありません。
Queryはそのターゲティングを実現する中核機能です。
まずは以下の4セグメントを作成できるようになりましょう。
- 新規顧客
- リピーター
- VIP顧客
- 休眠顧客
これらを正しく抽出できるようになると、ACSの運用レベルは大きく向上します。
次章予告
第10章では、
Transactional Messaging(トランザクションメール)
について詳しく解説します。
- 会員登録完了メール
- 注文完了メール
- パスワード再設定メール
- 配送通知メール
など、リアルタイム配信の仕組みや実装方法、マーケティングメールとの違いについて詳しく学んでいきます
























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