引き継がれるデータ・されないデータ
テーマを切り替える際に最も気になるのが、「今までのデータはどうなるのか?」という点でしょう。まず結論から言うと、商品情報や顧客、注文データなどが消えることはありません。ここでは何が引き継がれ、何が再設定必要なのかを明確に解説します。
【安心】引き継がれる主要データ
以下のデータはShopifyの管理画面に保存されており、テーマとは独立しているため、テーマを切り替えてもそのまま維持されます。
- 商品情報(商品名、価格、在庫、画像など)
- コレクション
- 顧客情報、注文履歴
- ブログ記事、固定ページの内容
- メニュー(ナビゲーション)の構成
- 各種設定(決済、配送、ストア情報など)
【注意】再設定が必要なデータ
以下の項目は、テーマに依存するデザインやレイアウトの設定です。これらは新しいテーマに引き継がれないため、再度設定が必要です。
- トップページなどのセクション構成
- テーマ設定(色、フォント、SNSリンクなど)
- テーマ言語のカスタマイズ(文言変更)
コード編集内容は手動で移行
最も注意が必要なのが、HTML/CSS/Liquidといったコードを直接編集して加えた独自のカスタマイズです。これらの変更は新しいテーマには一切引き継がれません。必要なコードは、事前にメモ帳などにコピーし、新しいテーマの適切な場所に手動で貼り直す必要があります。
テーマ切り替え前の3つの準備
「公開」ボタンを押す前に、入念な準備を行うことがリニューアル成功の9割を占めます。作業を開始する前に、必ず以下の3つのステップを実行してください。
現行テーマのバックアップ
何があっても元に戻せるように、まずは現在のテーマのバックアップ(複製)を取りましょう。管理画面の「オンラインストア」>「テーマ」で、現在のテーマの「アクション」から「複製する」を選ぶだけです。これが、万が一の際の「保険」になります。
アプリの互換性を確認
現在利用しているアプリが、新しいテーマでも正常に動作するかを確認することは非常に重要です。特に、テーマのデザインに影響を与えるアプリ(レビュー、ポップアップなど)は、新しいテーマに対応していない場合があります。事前に各アプリのサポートページなどで確認しておきましょう。
新テーマのプレビューと調整
新しいテーマを「テーマライブラリ」に追加したら、すぐに公開せず「カスタマイズ」機能を使って入念に調整します。プレビュー機能を活用し、納得がいくまでデザインや設定を完成させましょう。この段階でほぼ完璧な状態にしておくことが、切り替え後の混乱を防ぐ鍵です。
切り替え後のチェックリスト
新しいテーマを「公開」したら、最終チェックです。訪問者が混乱しないよう、以下の項目を一つずつ確認し、問題があれば迅速に対応しましょう。
主要ページの表示確認
トップページ、商品ページ、コレクションページ、カートページなど、顧客が必ず通る主要なページの表示が崩れていないか、リンク切れがないかをPCとスマートフォンの両方で確認します。特にURL構造が変わっていないかはSEOの観点からも重要です。
アプリの動作と再設定
事前に確認したアプリが、公開後のサイトで正しく表示・動作しているかを改めてチェックします。アプリによっては、新しいテーマに切り替えた後に再度有効化や設定が必要な場合があります。一つずつ丁寧に確認作業を行いましょう。
重要な計測タグの再設置
テーマのコードに直接埋め込んでいた計測タグは、再設置が必要です。Google Analyticsや各種広告のコンバージョンタグなどが正しく設置され、計測できているかを確認してください。これを忘れると、正確なデータ分析ができなくなってしまいます。
まとめ
Shopifyのテーマ切り替えは、入念な準備と確認作業を行えば、決して怖いものではありません。「引き継がれるデータ」と「再設定が必要なデータ」を正しく理解し、この記事のチェックリストに沿って作業を進めることで、リスクを最小限に抑えられます。トラフィックの少ない時間帯を選んで作業を行うこともポイントです。準備を万全にして、あなたのストアをさらに魅力的な場所へと進化させましょう。























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