「税込表示」の重要性
ECサイトでお客様が商品を選ぶ際、表示されている価格が最終的に支払う金額であることは、信頼関係の基本です。日本では、お客様が混乱しないよう、消費税を含んだ総額を表示することが一般的であり、強く推奨されています。
日本の「総額表示義務」
日本では、消費者向けの価格表示において、消費税額を含めた「総額」を表示することが、法律(総額表示義務)によって定められています。これは、お客様が一目で支払うべき金額を正確に把握できるようにするためのルールです。このルールに準拠することが、誠実なストア運営の第一歩となります。
お客様の安心感と信頼
商品ページで見た価格と、決済画面で表示される価格が異なっていると、お客様は「騙された」と感じたり、購入に不安を覚えたりします。最初から最終的な支払額である税込価格を表示することは、お客様に余計なストレスを与えず、ストアに対する安心感と信頼を育みます。
カゴ落ちの防止
決済画面に進んでから予期せぬ税金が加算されると、お客様は購入をためらい、サイトを離脱(カゴ落ち)してしまう可能性が高まります。税込表示は、このような決済直前でのカゴ落ちを防ぎ、コンバージョン率を向上させる効果も期待できる、重要なマーケティング施策の一つです。
【簡単2ステップ】設定の手順
Shopifyでは、ストア全体の価格表示を「税込」に統一するための設定が、一つのチェックボックスをオンにするだけで完了します。手順は非常に簡単です。
①「税金と関税」設定画面へ
まず、Shopify管理画面の左下にある歯車マークの「設定」をクリックします。次に、表示されたメニューの一覧から「税金と関税」を選択してください。あなたのストアの税に関するすべてのルールを管理するページが開きます。
② チェックボックスをオンにする
「税金と関税」のページを少し下にスクロールすると、「税の計算」というセクションがあります。その中にある、「すべての価格を税込価格で入力する」という項目のチェックボックスに、チェックを入れてください。
③ 保存して設定を完了
チェックボックスにチェックを入れたら、画面右上の「保存する」ボタンをクリックします。たったこれだけの操作で、あなたのストアは「税込表示」のストアとして設定され、Shopifyのシステムもそのように価格を認識するようになります。
税込設定後の注意点
この設定を有効にした後は、ストア運営における価格の扱い方が変わります。特に、商品の価格登録時には、以下の点に注意してください。
商品価格は「税込」で登録
この設定をオンにした後は、管理画面で商品の価格を登録する際、必ず消費税を含んだ後の「税込価格」で入力する必要があります。例えば、税抜5,000円(税込5,500円)の商品を登録したい場合、価格の欄には「5500」と入力します。「5000」と入力しないように注意してください。
送料も「税込」で設定
商品価格と同様に、お客様に請求する送料も、消費税を含んだ「税込価格」で設定する必要があります。「全国一律880円」のように、お客様が支払う最終的な金額で送料ルールを作成しましょう。
売上レポートでの表示
税込価格で商品を登録しても、Shopifyのレポート機能は非常に賢くできています。売上が計上されると、レポート上では自動的に税抜の売上と税額を分けて記録してくれます。例えば、1,100円の商品が売れた場合、レポートには売上1,000円、税金100円と表示され、正確な会計処理をサポートします。
まとめ
Shopifyストアを日本国内で運営する上で、価格を「税込表示」に設定することは、お客様の信頼を得て、法律の要請にも応えるための基本中の基本です。設定は、
「設定」>「税金と関税」へ進み、「すべての価格を税込価格で入力する」にチェックを入れる
という、驚くほど簡単な手順で完了します。ストアを開設したら、商品を登録し始める前に、まずこの設定を済ませておくことを強くおすすめします。この一つのチェックが、あなたのストアの信頼性の土台を築きます。
























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