Shopifyの税設定の基本
ECサイトを運営する上で、消費税の正しい設定は法律で定められた義務であり、お客様からの信頼にも関わる重要な項目です。専門的で難しく感じるかもしれませんが、日本国内での販売が中心の場合、Shopifyの税設定は非常にシンプルで、ほとんど自動で行われます。
日本国内向けの自動設定
まず朗報です。Shopifyストアの開設時に、事業者の住所を日本国内に設定していれば、Shopifyが自動的に日本の消費税(10%)を全国(47都道府県)に適用するルールを作成してくれます。そのため、多くの場合、事業者が一から税率を追加する必要はなく、既存の設定が正しいかを確認するだけで済みます。
設定画面へのアクセス方法
税設定は、管理画面の左下にある歯車マークの「設定」から、「税金と関税」へと進むことで確認・編集できます。ここで、あなたのストアの税に関するすべてのルールが管理されています。
免税事業者と課税事業者
事業を始めたばかりの小規模な事業者は、消費税の納税が免除される「免税事業者」であることが多いです。その場合でも、お客様への表示価格の分かりやすさから、価格は税込で表示するのが一般的です。将来、売上が拡大し「課税事業者」になった際に、このShopifyの税設定が、正確な納税額の計算に不可欠となります。
【税込・税抜】価格表示の設定
日本の事業者にとって、税設定画面で最も重要な確認項目が、「商品の価格を税込で入力するか、税抜で入力するか」という設定です。これは、お客様の見え方と、ストアの売上計算に大きく影響します。
「すべての価格を税込価格で入力する」
「税金と関税」の設定画面の中ほどに、「すべての価格を税込価格で入力する」というチェックボックスがあります。この設定が、あなたのストアの価格表示の基本方針を決定します。
税込表示が日本の基本
日本の小売業では、お客様が支払う総額が一目で分かる「総額表示(税込表示)」が一般的であり、消費者にも馴染みがあります。特別な理由がない限り、このチェックボックスにチェックを入れた状態(=税込価格で商品を登録する)で運営することを強く推奨します。
この設定が与える影響
- チェックを入れた場合(税込):商品登録時に価格を「1,100円」と入力すると、お客様には1,100円と表示されます。売上レポートでは、売上1,000円、税金100円のように自動で分解して記録されます。
- チェックを外した場合(税抜):価格を「1,000円」と入力すると、お客様が決済画面に進んだ段階で、消費税100円が加算され、最終的な請求額は1,100円となります。
【送料への課税】の設定
商品代金だけでなく、お客様からいただく送料にも消費税はかかります。この設定も、税設定画面で正しく行われているかを確認しておきましょう。
送料にも消費税はかかる
お客様に商品を届けるための「配送」は、法律上「役務の提供」にあたるため、その対価である送料も消費税の課税対象となります。例えば、送料を880円(税込)と設定した場合、その内訳は本体価格800円+消費税80円となります。
「配送料に課税する」の確認
「税金と関税」設定画面の下部にある「グローバル設定」の項目に、「配送料に課税する」というチェックボックスがあります。日本国内で運営する場合、このボックスにチェックが入っているのが正しい状態です。通常はデフォルトでチェックが入っています。
設定完了と確認
「すべての価格を税込価格で入力する」と「配送料に課税する」の2つのチェックボックスの設定が、ご自身のストアの方針と合っていることを確認し、「保存する」をクリックすれば、基本的な税設定は完了です。念のため、テスト注文などを行い、決済画面で税額が正しく表示されるかを確認すると、より安心です。
まとめ
Shopifyにおける日本国内向けの消費税設定は、ほとんど自動で行われるため、事業者が行うべき作業は主に「確認」です。ストアを公開する前に、必ず以下の2点をチェックしましょう。
- 価格設定は「税込」か「税抜」か(税込を推奨)
- 「配送料に課税する」にチェックが入っているか
この2つの基本を押さえておけば、税に関するトラブルの大部分は防ぐことができます。Shopifyの便利な自動設定機能を活用し、安心してストア運営をスタートさせましょう。
























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