ストアの基本情報を決める設定
ECサイトの運営を始めるにあたり、まず最初に固めておくべきが、お店の「戸籍」とも言える基本的な情報です。Shopify管理画面左下の歯車アイコン「設定」の中には、これらの土台となる情報を管理するメニューが集約されています。
ストアの詳細:店の戸籍情報
「ストアの詳細」は、あなたのストアが「誰によって」「どこで」運営されているのかを定義する、最も基本的な設定項目です。ここで設定したストア名、住所、連絡先メールアドレスは、お客様への通知メールや請求書など、様々な場所に自動的に引用されます。
プランと請求情報:契約管理
「プラン」では、現在契約しているShopifyの料金プランの確認や、月払いから年払いへの変更などが行えます。
「請求情報」では、Shopifyへの支払い方法(クレジットカード)の登録や、過去の利用料金の領収書を確認することができます。ストア運営の根幹に関わる契約周りの管理は、すべてここで行います。
通知:お客様への自動メール
「通知」は、注文確認や発送完了など、お客様へ自動的に送信されるメールのテンプレートを編集する場所です。ここでストアのロゴを追加したり、文面をブランドのトーン&マナーに合わせたりすることで、お客様とのコミュニケーションをより良いものにできます。
販売の根幹を担う設定
次に、お客様が商品を実際に購入し、手元に届くまでのプロセスを支える、販売の根幹となる設定項目を見ていきましょう。これらの設定は、売上に直接影響します。
決済:支払い方法の管理
「決済」は、お客様が商品代金を支払うための方法を設定する、ECサイトの心臓部です。審査不要で即日導入できるShopifyペイメントの有効化や、PayPal、Amazon Payといった外部決済サービスの追加など、決済に関するすべての設定をここで行います。
配送と配達:送料ルール
「配送と配達」では、お客様に請求する送料のルールを細かく設定します。「全国一律〇〇円」「〇〇円以上で送料無料」「地域別に送料を設定」といった、自社の戦略に合わせた柔軟な送料体系を構築することができます。店舗受け取りの設定などもここに含まれます。
税金と関税:消費税などの設定
「税金と関税」では、主に消費税に関する設定を行います。日本の事業者であれば、デフォルトで日本の消費税(10%)が適用されるようになっていますが、価格を税込にするか税抜にするかといった表示設定の変更が可能です。海外への販売を行う場合は、関税の設定もここで行います。
信頼性を高めるための設定
ストアの「戸籍」と「販売ルール」が決まったら、最後にお客様からの信頼性を高め、法的な要件を満たすための設定を行います。
ドメイン:ストアの公式住所
「ドメイン」では、ストアの公式なURL(例:`yourstore.com`)を設定します。Shopifyで新しい独自ドメインを購入することも、既にお持ちのドメインを接続することも可能です。独自ドメインは、ストアの信頼性とブランディングに不可欠な要素です。
ポリシー:法的なルールの設定
「ポリシー」では、「特定商取引法に基づく表記」「プライバシーポリシー」「返金ポリシー」といった、法的に必要となるページの文章を管理します。Shopifyにはこれらの雛形を自動で生成する便利なテンプレート機能があり、数クリックでページの土台を作成できます。
言語と地域:グローバル対応
「言語」では、ストアの表示言語を管理します。日本語以外の言語を追加し、多言語サイトを構築することが可能です。
「マーケット」では、販売対象国を設定し、国ごとに通貨やドメインを切り替えるなど、海外販売(越境EC)に関する高度な設定を行います。
まとめ
Shopifyの「設定」画面は、ECサイトという船の「エンジンルーム」のような場所です。日々の操船で頻繁に立ち入る場所ではありませんが、船の性能やルールを決める、すべての機能の源泉がここにあります。ストアを公開する前に、最低限、以下の4つの項目は必ず確認・設定しておきましょう。
- ストアの詳細(ストアの基本情報)
- 決済(お客様が支払いできるか)
- 配送と配達(お客様に商品を届けられるか)
- ポリシー(法的な要件を満たしているか)
この土台を最初にしっかりと固めておくことが、安心して航海(ストア運営)を続けるための鍵となります。
























コメント