ネットショップを始めたいけれど、どのように進めたらいいかわからないという方も多いでしょう。この記事では、EC初心者向けに、ECサイト制作の基本手順と費用相場を簡単に解説します。
目次
ECサイト制作の基本手順
1. ゴールの設定
まずは、「何を売りたいのか」「どのような顧客層をターゲットにするのか」を明確にしましょう。これが、サイト制作や運用計画の土台となります。
例:
- 商品:オーガニック食品
- ターゲット:30~40代の健康志向のある女性
- 目標:月間売上100万円
2. プラットフォームの選定
ECサイトを構築するには、次のような選択肢があります:
- ショッピングカート型サービス: Shopify、BASE、STORESなど。簡単に始められるのが特徴。
- カスタム構築型: 独自ドメインやデザインで自由に作成可能。WordPress + WooCommerceなどが代表的。
- モール型: Amazonや楽天市場などのプラットフォームを活用。
おすすめ: 初心者には、操作が簡単でサポートも充実しているShopifyやBASEが最適です。
3. ドメインとサーバーの準備
カスタムECサイトを作る場合は、独自ドメイン(例: www.myshop.com)とサーバーを準備します。
費用目安は以下の通り:
- ドメイン:年間1,000円~3,000円
- サーバー:月額1,000円~3,000円
4. デザインと機能の選定
デザインは顧客の購買意欲に大きな影響を与えます。無料テンプレートを使うか、プロに依頼してカスタマイズすることができます。
重要な機能:
- カート機能
- 決済機能(クレジットカード、PayPayなど)
- レスポンシブデザイン(スマホ対応)
- 商品レビュー機能
5. 商品登録
商品の写真と説明文を登録します。
ポイント:
- 高品質な写真を使用(複数アングルがおすすめ)
- 商品の特徴やメリットを簡潔に伝える
6. 決済・配送設定
PayPalやStripeを使った決済システムを設定し、配送方法(宅配便、メール便など)を選択します。配送業者との契約が必要な場合もあります。
7. テストと公開
サイトを公開する前に、以下を確認してください:
- 購入フローに問題がないか
- スマホやタブレットでの表示確認
- 決済と配送が正常に機能しているか
8. 運用とマーケティング
サイトを公開したら、SEO対策やSNS広告を活用して集客を行います。リピーターを増やすため、メルマガやクーポン配布も有効です。
ECサイト制作の費用相場
1. ショッピングカート型サービスの費用
- Shopify: 月額2,000円~(プランにより異なる)
- BASE: 初期費用・月額無料(販売手数料あり)
- STORES: 月額0円~2,980円(プランにより異なる)
2. カスタム構築型の費用
- 初期費用: 20万円~100万円(プロに依頼する場合)
- ランニングコスト: 月額3,000円~(サーバー代、メンテナンス代)
3. モール型の費用
- 初期費用: 0円~50万円(出店料)
- 手数料: 売上の5~15%程度
ポイント: 費用対効果を考え、予算や事業規模に応じた選択をすることが重要です。
初心者におすすめのプラットフォーム
1. Shopify
- 操作性:★★★☆☆
- 機能性:★★★★★
- 費用:月額2,000円~
- 特徴:拡張性が高く、国際販売にも対応。
適用例: 小規模から中規模のECサイト運営。
2. BASE
- 操作性:★★★★★
- 機能性:★★★☆☆
- 費用:無料(販売手数料あり)
- 特徴:初心者向けで簡単に立ち上げ可能。
適用例: 個人事業主や小規模店舗。
まとめ
ECサイト制作は、ゴール設定からプラットフォーム選定、運用まで一連のプロセスを理解することでスムーズに進められます。
- ショッピングカート型サービスは初心者に最適。
- 費用相場を把握し、予算に合った選択を。
- 運用後のマーケティング戦略が成功の鍵。
これからECサイトを始める皆さんも、このガイドを活用して一歩を踏み出してみましょう!
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